【FXのきほん】 第3章『相場を知ろう』

FXのきほん

FXデビューおめでとう!

それはそうなんやけど・・・

どないしたん? なんか困ってることでもあんの?

トレードのやり方は分かったけど、実際どのタイミングでエントリーしたらえぇのか???

そぉかぁ、ほな基本的な分析の方法の話しよか

相場の格言に『備えあれば迷いなし』と言うのがあります。
「トレードを行う時には事前に情報収集や分析を行い、自分の相場観に自信を持って行いなさい」
と言う意味です。
「自信を持って」と言うのはなかなか難しいですが、「根拠のあるトレード」は重要です。


この章ではその『根拠』を見つける手段として、為替相場の基本的な分析の方法を解説していきます。

分析方法の種類

為替相場の基本的な分析には大きく分けて3つあります。

テクニカル分析

ファンダメンタルズ分析

プライスアクション

サイトによっては相場分析の説明にプライスアクションを入れていないものもありますが、当ブログではプライスアクションも相場分析の方法のひとつとして解説していきます。

テクニカル分析

チャートの過去の値動きから相場を予測する分析方法です。

過去に起こったパターンは、将来も同じパターンが起こる可能性が高いと考えられています。
そのパターンから相場の先行きを予測し、トレードの根拠にします。

テクニカル分析は相場の難しい知識が無くても、使い方を習得できればトレード出来ますので初心者の方におススメです。

インディケータ

インディケータってなんや??

相場の分析をするためにチャートに表示させるツールのことや

インディケータ』とは、相場分析する時にチャートに表示させて使用するツールのことです。

【MT4での表示例】

インディケータには大きく分けて、「トレンド系」「オシレーター系」の2種類があります。

「トレンド系」は相場の方向を見る時に使い、「オシレーター系」は相場で買われ過ぎ、売られ過ぎを見る時に使います。

トレンド系の代表的なものには「移動平均線」、「ボリンジャーバンド」などがあり、オシレーター系では「RSI」「MACD」などがあります。

どれを使ったら勝てるんや?

なかなか難しい質問やなぁ

インディケータは『これだけ使ってたら大丈夫』なものはありません
「トレンド系で相場の方向性を見て、オシレーター系でエントリーのタイミングを計る」と言うのが一般的な利用のされ方です。
色々なインディケータをチャートに表示させて、どのパターンが勝てそうか検証してみましょう。


ライントレード

チャート上に自分でラインを引き、そのラインを根拠にトレードを行う手法を「ライントレード」と言います。

【MT4での表示例】

①水平線

チャート上の高値(または安値)に水平のラインを引きます。
高値に引いたラインを抵抗線(レジスタンスライン)、安値に引いた線を支持線(サポートライン)と言います。

より多くの抵抗線(または支持線)で反転していれば多くのトレーダーが意識していて、将来的にもそこで反転の可能性が高まるので『逆張り』トレードを行います。
逆にラインを抜けてしまうと、そのままトレンドが発生する可能性が高まるので『順張り』トレードを行います。

②トレンドライン

目立った安値を結んだラインを上昇トレンドライン、高値どうしを結んだラインを下降トレンドラインと言います。
水平線同様、多くのポイントがあればより意識されるラインとなります。
使い方も水平線同様、ラインで反転するか、ラインを抜けるかをエントリーの根拠にします。

③並行チャネル

トレンドラインに並行したラインを引いたものを並行チャネルと言います。

並行チャネルの内側で価格が変動するというパターンを利用して『押し目買い』『戻り売り』を狙ったトレードを行います。

順張り? 逆張り?? 押し目買い??? 戻り売り????

売ったり買ったりする方法のことや

『順張り』はトレンドの方向に沿ってトレードする方法で、上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りのエントリーをします。
『逆張り』はトレンドとは逆方向にトレードする方法で、上昇トレンド中に売り、下降トレンド中に買いのエントリーをします。逆張りはトレンドの反転を見越したエントリーにります。
また、逆張りの手法の一種で『押し目買い』『戻り売り』というのがあります。
『押し目買い』は相場の上昇中に一時的に下落したタイミングで買いエントリーすること、『戻り売り』は相場の下落中に一時的に上昇したイミングで売りエントリーすることを言います。


【押し目買い・戻り売りの例】

青丸のタイミングでのエントリーを『押し目買い』   赤丸のタイミングでのエントリーを『戻り売り』

ライントレードのデメリットは、ラインの引き方が難しいという点です。
このデメリットを解消するには練習あるのみです。
どんどんチャートにラインを引いて練習しましょう。

ラインを引く練習をするときは・・・

過去の相場でだけでなく、これからの相場に合うかが重要です。

 

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、「社会的、経済的、政治的な要因を考慮して相場を分析する」手法のことです。

ちょっと何言ってるか分かりません

為替相場では『経済指標』ってのを覚えといたらえぇかな

経済指標』とは、各国の公的機関が発表する経済活動の状態を表す統計データのことです。
主な経済指標に

・雇用統計
・消費者物価指数(CPI)
・国内総生産(GDP)
・金利政策
・貿易収支


などがあります。

アメリカの雇用統計であれば毎月第一金曜日に発表されます。
日程は「経済指標カレンダー」で検索すれば、日程・重要度などのカレンダーを見ることができます。

重要度の高い経済指標発表直後は相場の変動が激しくなることがあります。

経済指標以外にも、大きな事件・事故、災害、要人の発言などによって相場が動くこともあります。
これらは経済指標とは違い、予定されていない突発的なことなので予測困難です。

まとめ

第3章のまとめ

①インディケーターを使った分析を試してみよう
②ラインを引く練習をしよう
③経済指標カレンダーを調べてみよう


お疲れ様でした

これで第3章はおしまい

次の章では、資金管理について解説します


では、第4章でお会いしましょう!

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